2013年5月29日(水)
橋下暴言 元「慰安婦」・沖縄に謝罪を
野党女性議員、会見
外国特派員協会
|
日本維新の会を除く野党の女性国会議員が28日、東京・有楽町の日本外国特派員協会で記者会見し、日本維新の会の橋下徹共同代表(大阪市長)の旧日本軍「慰安婦」や風俗活用をめぐる発言に対し世界に向けて怒りの声を上げました。日本共産党の田村智子参院議員が出席しました。
田村氏は、27日の外国特派員協会での橋下氏の記者会見について「『慰安婦』は必要だったという発言の撤回もせず、元『慰安婦』や沖縄の皆さんに謝罪もしない、居直り会見だったと言わざるを得ない」と批判。「日本政府の関与を否定し、強制性があったことに疑問を呈することをやめていない。しかし、『慰安婦』問題の軍と政府の関与は日本政府の調査によって政府自身が認めている」と指摘しました。さらに、「彼の発言は、過去の問題で歴史に向き合っていないだけでなく、戦後の日本の外交の土台をも崩す非常に重大な発言だ」として発言の謝罪と撤回を求めました。
無所属の糸数慶子参院議員(沖縄県選出)は「橋下氏がまず謝罪すべきは在沖米軍の性犯罪の被害にあった方、沖縄県民ではないか。(発言は)本当にあきれ、怒りがこみ上げてくるばかりである」と語りました。
会見は、自民、公明両党の女性議員にも呼びかけましたが出席はありませんでした。