2013年4月23日(火)
侵略戦争肯定に身をおくもので許されない
首相・閣僚の奉納・参拝 志位委員長が会見
日本共産党の志位和夫委員長は22日の記者会見で、安倍晋三首相が靖国神社に真榊(まさかき)を奉納し、麻生太郎副総理(財務相)ら閣僚らが参拝したことについて、「侵略戦争を肯定する立場に身を置くことであって、絶対に許されない」と述べました。
志位氏は、「靖国神社は過去の軍国主義による侵略戦争が“自存自衛の正義のたたかいだった”“アジア解放の戦争だった”と丸ごと美化することを存在理由とし、その宣伝を今でもしている特殊な神社だ」と強調。靖国神社の展示館である遊就館で、現在、行われている「大東亜戦争70年展II」が太平洋戦争について、「アジア諸国の解放と共存共栄の新秩序を確立するという理想」のたたかいだったと全面的に美化していることを指摘し、「日本国民はもちろん、アジア諸国との関係を悪くする方向に働くものにならざるをえない。こういう行為をやめることを強く求めたい」と述べました。