2013年4月12日(金)
4・11国民集会 怒りの声全国に
消費税増税中止へ連帯 東京で5000人
「消費税大増税中止を求める国民集会」(主催、同実行委員会)が11日、東京・日比谷野外音楽堂で開かれました。雨のなか、全都道府県から5000人が駆けつけました。「国民の苦しみがわからない安倍首相に黙っているわけにいかない。中止までたたかいぬくぞ」と語る参加者。「復興を口実にした消費税増税NO」「物価上がって賃金ダウン 家計は悲鳴」と書いた横断幕やのぼり。集会の力を「全国津々浦々に広げ、全力で奮闘しよう」とのアピールを採択しました。
志位委員長があいさつ(全文)
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全国保険医団体連合会の住江憲勇会長が主催者あいさつし、「消費税増税にストップをかけるため、大きな世論をつくっていこう」と呼びかけました。
呼びかけ人を代表して、ジャーナリストの斎藤貴男氏と弁護士の宇都宮健児氏があいさつ。宇都宮氏が「貧困と格差の拡大を解消するには消費税増税を中止し、富裕層への課税を強化して所得の再分配をするべきだ。みなさんと連帯してたたかっていく」と語ると、会場から拍手が起きました。
リレートーク「消費税増税は許さない! 怒りの告発」では、東日本大震災と福島原発事故の被災者や、医療、労働、農業、中小業者など各分野の代表が発言しました。新日本婦人の会の代表は4月1日から大増税中止を求める街頭宣伝などに取り組んだ「全国いっせいアクション」を報告。「もっと街頭にでて、増税は許さないという世論づくりにがんばりたい」と話しました。
日本共産党から志位和夫委員長、笠井亮衆院議員、井上哲士、田村智子の両参院議員が参加しました。
志位氏が「消費税増税ストップの声を広げに広げ、増税勢力を包囲して、増税ノーの審判を下して、実施を中止に追い込むまでご一緒にがんばろうじゃないですか」とあいさつすると、会場から「よし」と声がかかり、大きな拍手が起こりました。
集会後の国会請願デモでこぶしをつきあげていた男性(64)=建設業、三重県桑名市=は「増税されたら、商売を続けられるかどうか先がみえない。増税中止を求める署名をねばり強く訴えて世論を大きくしていきたい」と話しました。