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2013年3月27日(水)

陸自中央即応司令部が座間移転

陸海空で米軍と“同居”完成

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 陸上自衛隊の海外派兵を一元的に管理する中央即応集団(CRF)司令部(約300人)が26日、朝霞駐屯地(東京都練馬区)から、米第1軍団前方司令部が置かれるキャンプ座間(神奈川県座間市、相模原市)に移転しました。

 2006年5月の在日米軍再編ロードマップに基づくもの。日米の司令部レベルでの一体化を図り、自衛隊をより深く米軍事戦略に組み込む狙いです。

 総工費は約180億円で、地上6階、地下1階の司令部庁舎が建設されました。家族住宅約250戸も建設される計画です。

 昨年3月には航空自衛隊の航空総隊司令部(約760人)が横田基地(東京都福生市など5市1町)に移転。横須賀基地(神奈川県横須賀市)と合わせ、陸海空3軍で司令部が並存する事態となりました。(表)

 CRFは07年3月に編成。海外や国内で緊急展開する中央即応連隊や特殊作戦群などを指揮下に置きます。

 移転に先立ち、君塚栄治陸上幕僚長とハリソン在日米陸軍司令官は25日、共同声明に署名するとともに、座間移転に関する了解覚書(MOU)を承認しました。共同声明はMOUについて「米国の施設・区域への更(さら)なる陸上自衛隊の配置に係るモデルとして活用しうる」と指摘。今後、米軍基地の日米共同使用を加速する考えを示しました。

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