2013年3月14日(木)
切実な願い 認可保育園増設
都有地123カ所 活用可能
都議会特別委 大山議員が提案
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日本共産党の大山とも子東京都議は13日の都議会予算特別委員会で、認可保育園に入れない待機児が増えている深刻な問題を取り上げ、保護者の声を聞いて、認可保育園の増設に全力を尽くすよう猪瀬直樹知事に求めました。
大山氏は、認証保育所や小規模保育室の補完的役割を否定するものではないが、質の良い保育を受け、豊かに育ってほしいと多くの保護者は認可保育園を求めていると強調。党都議団の調査では、4月に認可保育園に入れない子どもたちは2万2000人を超え、区部では申込者の4割以上が入れないと指摘しました。
大山氏は、知事が東京は土地が高い、土地がないと言っているものの、この3年間で認可保育園を150カ所(1万7500人分)増やしたことを指摘。9割の区市町村が認可保育園の増設などを検討していることをあげ、「区市町村をさらに支援することこそ都に求められている」と主張しました。
大山氏は、保育園に活用できる広さ(500平方メートル以上)の未利用の都有地が123カ所あることを示し、練馬区をはじめ自治体から都有地を使いたいと要望があった場合には誠実に対応するよう求めました。
中井敬三財務局長は「都庁内での利活用の見込みがない場合には地元区市町村による利用の意向や内容を確認したうえで、区市町村への売却や貸し付けなどを検討する」、川澄俊文福祉保健局長は「未利用の都有地につきましては、これからも積極的に活用していきたい」と答えました。
大山氏は国有地の活用促進や民有地購入費への支援の重要性も強調しました。