2013年3月12日(火)
海外での武力行使検討
有識者会議の議論で首相答弁
安倍晋三首相は11日の衆院予算委員会で、憲法違反の集団的自衛権の行使にむけた検討を行っている有識者懇談会について、「国際社会でどういう責任を果たすべきか議論がされている」とのべ、集団安全保障の名による武力行使についても検討していることを明らかにしました。
安倍首相は、国連平和維持活動(PKO)で自衛隊と共に活動する外国軍隊を救援する「駆け付け警護」を例にあげ、「集団安全保障の中で活動する際の海外での武力行使についての解釈が今のままでいいのか、真摯(しんし)な議論が行われている」とのべました。民主党の後藤祐一氏への答弁。
また安倍首相は「国連軍が結成される可能性はほとんどないが、最初から排除すべきではないというのが私の考え方」とのべ、国連軍参加も口実にして憲法9条の改憲をねらう考えを示しました。