2013年3月8日(金)
待機児問題 大田でも異議申し立て
東京 杉並・足立に続き3件目
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認可保育園に入れなかった東京都大田区の保護者ら14人が7日、区に行政不服審査法にもとづく異議申し立てを行いました。杉並、足立両区に次ぎ3件目です。
大田区では、3546人が認可保育園の入園を申し込み、1305人が入れませんでした。
41歳の女性が「夫婦共働きでも入園できず、認証保育所の入所さえ難しい。切羽詰まっている」と異議申し立てを呼びかけました。
1歳の娘を連れた女性(36)は、健康上の問題で近隣の認可保育園しか申し込めず、しかも持病が入園審査で使われる点数の加点対象ではなかったため入園できませんでした。「認証保育所に入れましたが、子どもを迎えにいく最中に発作が起きないか不安」と語りました。
申し立てにあたり、保護者らは「早急に認可保育園をつくってほしい」「行政の都合ではじかれ、子どもにとっても理不尽です」と区担当者に訴え、異議申立書を渡しました。
日本共産党の和田正子区議は「区民が求めているのは、職員や面積について国の基準を満たしている認可保育園です。区は認可保育園の抜本的な増設を」と指摘しました。
区議団は8日、緊急的な対応と認可保育園の増設を区に申し入れます。