2013年3月7日(木)
北制裁 対象を拡大
米中合意で安保理決議案
【ニューヨーク=山崎伸治】米国のライス国連大使は5日午前に開かれた国連安全保障理事会の非公式会合で、北朝鮮による核実験強行を受け、米中で合意した新たな安保理決議案を示しました。北朝鮮外交官による違法活動や同国の金融活動、違法な資金移動などが初めて制裁対象となっています。
ライス氏は会合後、記者団に対し「北朝鮮がこれ以上違法な核・弾道ミサイル開発を行えないようにする内容となっている」と強調。すでに実施されている制裁も強化、拡大すると述べました。
「国連がこれまでに科した中で最も厳しい制裁」の一つだと指摘。朝鮮半島の「非核化に対する国際社会の決意と、北朝鮮に対し国際的義務に従うよう求める声の強さを示している」と述べ、今週中の採択を目指す考えを示しました。