2013年2月26日(火)
都認可保育所 2万2000人 入所できず
党都議団調査 待機児の実態深刻
保育所不足で、申し込みをしても認可保育所に入所できない東京都内の乳幼児が新年度当初で2万2073人に上る見込みであることが25日、日本共産党都議団の調査で分かりました。
これは、22日までに回答があった18区24市6町村の合計。人数が明らかになっていない自治体もあり、総数はさらに膨らみそうです。
多い順に、区部では世田谷区2633人、杉並区1833人、江東区1743人、足立区1471人、港区1400人。多摩地域は、八王子532人、町田市509人、西東京市507人、三鷹市453人、調布市445人でした。
杉並区の認可保育園に入れなかった子をもつ保護者らが「保育園をつくって」と声をあげ、区に行政不服審査法に基づく異議申し立てを行ってメディアの注目を集めましたが、深刻さは全都に広がっています。
都は、待機児解消を認可保育所より面積基準などを引き下げた認証保育所(都独自の無認可施設)などで済ませようとしてきました。
日本共産党のねばり強い追及と都民の運動で認可保育所増のスピードが上がってきましたが、まだ大きく不足していることが改めて浮き彫りになりました。
26日の都議会で、清水ひで子都議が代表質問に立ち、調査結果をふまえて、待機児解消にむけた認可保育園の大幅増設を求めます。