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2013年1月25日(金)

可視化 実現へヤマ場

国会内 えん罪防止へ市民集会

井上議員あいさつ

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 警察や検察の取り調べの全過程を録音・録画する「可視化」で、えん罪を防ぎ、刑事司法を改善しようという集会が24日、国会内で開かれ、市民ら100人が参加しました。人権団体などでつくる「取調べの可視化を求める市民団体連絡会」が主催しました。

 「可視化」をめぐっては、法相の諮問機関である法制審議会の特別部会で2011年6月から検討がはじまっています。1月18日に「基本構想」の部会長試案が提示され、「大きなヤマ場」(日本弁護士連合会の高崎暢副会長の開会あいさつ)を迎えています。

 基調講演した同特別部会委員の青木和子弁護士は、「試案」では可視化の実施がきわめて限定された範囲のものとなっていることを指摘。足利事件などの重大えん罪事件、大阪地検の証拠ねつ造事件などを受けて設置された特別部会は、「取り調べの全面可視化をどう制度化するかが課題だった。その設置の契機に反する」と、厳しく批判しました。

 布川事件や東電女性社員殺害事件など、えん罪被害者、支援者も発言し、密室で、虚偽の自白を強要する取り調べの問題点をあげて、可視化実現を求めました。

 日本共産党の井上哲士参院議員は「無実の人を追い詰める取り調べではなく、真実に迫る捜査は、全過程可視化でこそ実現できる。みなさんとともに力を尽くしたい」とあいさつ。民主、維新、生活の議員も出席しました。


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