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2013年1月14日(月)

集団的自衛権の行使

首相、訪米時に議論 NHK番組

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 安倍晋三首相は13日のNHK「日曜討論」で、「『集団的自衛権の行使』の見直しは安倍政権が進めていく大きな方針の一つだ。これで日米同盟関係がどう変わっていくかをオバマ大統領と議論したい」と述べ、2月中に訪米して日米首脳会談を行い、日本をアメリカと一緒に「戦争する国」にする集団的自衛権の行使にむけた解釈改憲について議論したいとの意向を表明しました。

 また、日米首脳会談では、「防衛大綱の見直し、来年度予算の防衛費や海上保安庁の予算増についても話をしたい。普天間(基地)『移設』問題でも責任をもって考えていくことも話したい」と語りました。

 環太平洋連携協定(TPP)について首相は「『聖域なき関税撤廃』を前提条件とする以上、参加できないとの姿勢は変わらない」と述べる一方、「交渉を進める上でどういう問題がどれぐらいの規模で発生するかをもう一度精査し直している。それを分析して判断したい」と交渉参加を念頭においた調査をしていることを語りました。

 夏の参院選について「(安倍)政権は『ちょっと問題があるね』と思われるだけで大敗する危険性がある。薄氷を踏む思いで臨まなければいけない」と引き締めをはかりました。一方、「憲法『改正』では民主党にも賛成している人たちがいる。この人たちに打撃を与えて憲法『改正』に進んでいくのではなくて、より広い憲法『改正』へ支持基盤をつくるよう努力したい。なるべく一人でも多くの人たちに賛成してもらえるように努力したい」と語り、改憲への執念をあらわにしました。


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