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2012年12月31日(月)

11年度日米共同演習 震災前と同水準

のべ715日、最多に迫る

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 2011年度(11年4月〜12年3月)に自衛隊と米軍が実施した共同演習(日米が参加した多国間共同訓練含む)が、少なくとも48回、のべ715日間にのぼることが、防衛省への本紙の情報公開請求などで分かりました。過去最多の759日間行われた10年度に次ぐ多さで、11年3月11日に発生した東日本大震災後も、それ以前とほぼ同水準で日米軍事一体化のための訓練が進んでいる実態が浮き彫りになりました。

 震災直後から、自衛隊は過去最大規模の災害派遣を実施し、ピーク時は約10万人規模に達しました。一方、米軍も「トモダチ作戦」と名づけた支援活動を展開。仙台(宮城県)、横田、市ケ谷(東京都)の3カ所に日米共同調整所を設け、戦後初めて、実戦での日米共同作戦が展開されました。

 共同演習は、震災からわずか3カ月後の同年6月12日から再開。8月末の大規模災害派遣、12月末の原子力災害派遣が終結する前から、米国をはじめとした海外での訓練が着々と重ねられました。

 10年度に急増した海上自衛隊の共同演習は、全体の日数こそ減らしたものの米国派遣訓練では同水準を維持。陸上自衛隊は米国での実動訓練が15日間の増で、統合幕僚監部も全体で92日間の大幅増となっています。


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