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2012年10月14日(日)

“秘密は戦争の始まり”

秘密保全法反対 法律家ら宣伝

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(写真)秘密保全法の危険性を訴える参加者ら。マイクを持つのは清水雅彦日本体育大学准教授=13日、東京・有楽町マリオン前

 「戦争のはじまりはいつも『秘密』から」―。民主党・野田内閣が国会への提出を明言している秘密保全法の危険性を知らせようと、法律家やマスコミ関係者らでつくる「ストップ!秘密保全法共同行動」が13日、東京都千代田区の有楽町マリオン前で宣伝を行いました。

 宣伝には、賛同する9団体から約50人が参加。死神のイラストがかかれたビラを道行く人に配りながら、ジャーナリストの丸山重威・元関東学院大学教授の司会で14人がマイクで訴えました。

 日本体育大学の清水雅彦准教授は、昨年、TVドラマになった外務省機密漏洩(ろうえい)事件を紹介し、「秘密保全法があると、第二、第三の有罪とされた西山太吉記者が生まれてしまう。国民で話し合うべき問題がヤミに葬られかねない法案を野田政権は準備している」と訴えました。

 マスコミ関係者からは、民放労連の岩崎貞明書記次長らが発言。岩崎氏は「原子力規制委員会の会見から『しんぶん赤旗』を排除したこと一つとっても、行政が秘密をなるべく伝えたくないことは明らかだ」と、秘密保全法による情報隠しの危険を指摘しました。

 宣伝を聞いていた買い物中の元教員の男性(65)=宮城県名取市=は「一番、怖い法律だと思う。モノを言ってこなかった人もTPPや原発では、発言するようになってきた。この法律で、政権の都合がいい情報ばかりをマスコミが大合唱して、国が押し切っていく世の中になったら怖い」と話していました。


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