2012年8月2日(木)
子ども・子育て新システム関連法案
「廃案まで頑張る」
国会要請・集会
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「子ども・子育て新システム関連法案を廃案に追い込もう」と1日、各地の保護者・保育所職員180人が、国会要請行動をし、参院議員会館前で集会を開きました。保育制度の解体を許さず保育の公的保障の拡充を求める大運動実行委員会の主催。
行動参加者は全参院議員の控室を訪問。「市町村の保育実施責任を定めている現行保育制度のもとで、認可保育所を増やし待機児童を解消してほしい」などと思いを訴え、▽子ども・子育て新システム関連法案の廃案▽市町村の保育実施義務を定めた児童福祉法24条の改悪反対、現行保育制度の改善・拡充―など4項目を要請しました。
宮城県塩釜市のあゆみ保育園の保護者は、全国の保護者が取り組んできた「保育を市場化する子ども・子育て新システムの導入に反対し、待機児童の解消を求める保護者のアピール」のよびかけ人の一人です。「当事者である親が、新システム反対の声を伝えることが大切」と参加しました。
集会で、アピール賛同者が3000人近くになったことを紹介、「被災地では津波による浸水被害や原発事故によって、保育所の復旧の度合い、子どもへの保育に格差が生まれている。公的責任が後退する新システムで、ますます格差が大きくなる」と訴えました。
兵庫県内の民間保育園の保育士は、保護者と力を合わせて、街頭での新システム反対の国会請願署名行動や神戸市で18日から開かれる第44回保育合研の準備をすすめてきました。「子どもの発達、安全な保育が保障されない新システムを廃案にするまで頑張る」と話しました。