2012年7月20日(金)
オスプレイ 着陸帯工事に抗議
住民頭上 クレーンで砂利搬入
沖縄・東村高江
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日米両政府が垂直離着陸機MV22オスプレイの着陸帯建設をねらう沖縄県東村高江で19日、沖縄防衛局の職員や業者ら数十人が建設予定地(N4)に押しかけました。
「オスプレイ配備反対」を願う広範な県民世論に挑戦するように、正午すぎに建設予定地に現れた防衛局職員は、「砂利の搬入にきた」と工事強行を公言。大型ダンプカー2台をゲートに近づけ、先日ひそかに基地内に搬入していたクレーン車を使い、抗議する住民の頭越しに大量の砂利が入った大型土のうを運び入れました。
住民から「沖縄中がオスプレイに反対している」などの抗議を受け、1台目のトラックに積んだ土砂を搬入して作業はストップ。2台目に積まれた機材は搬入できませんでした。
現地に駆けつけた日本共産党県委員会基地対策担当の大城朝助さん(65)は「相当な重量の土のうを住民の頭上にあげるという危険極まりない行為を平気でやる。めちゃくちゃだ。欠陥機オスプレイも危険だが、工事自体も危ない。許せない」と怒りを口にしました。