2012年5月15日(火)
子育て新システム撤回・廃案へ
市民・保育士ら 国会要請
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子ども・子育て新システム関連法案の国会審議が始まる中、保育園長や保育士、保護者らは14日、新システムの撤回・同関連法案の廃案を求めて各党の国会議員に要請しました。
全国福祉保育労働組合、自治労連、新日本婦人の会、全国保育団体連絡会(全保連)など15団体でつくる「保育制度の解体を許さず保育の公的保障の拡充を求める大運動実行委員会」(略称・よりよい保育を!実行委員会)の主催です。
この日の行動には、32都道府県から約350人が参加しました。参加者はグループに分かれて、新システム関連法案を審議する特別委員会委員や内閣委員、厚生労働委員、文部科学委員などを回り、「関連法案を廃案にして」「新システム撤回を求める署名の紹介議員になってほしい」と要請しました。
衆議院第2議員会館前で決起集会を開き、日本共産党の高橋ちづ子衆院議員が激励あいさつ。「衆院本会議では、民主党以外のどの党も法案に問題があるといわざるを得ませんでした。これは全国でとりくまれている運動の成果と受け止めて、さらに大きく広げてほしい。私も国会の内外でがんばります」と決意をのべました。
議員要請と集会に先立ち、全保連の実方伸子事務局長が情勢報告。新システムに反対し保育をよくする会呼びかけ人の大井琢弁護士が、「新システム関連法案の何が問題か」と題して講演しました。