2012年4月6日(金)
消費税増税は最悪の道
参院予算委、山下氏指摘 景気・社会保障を壊す
日本共産党の山下芳生議員は5日の参院予算委員会で、消費税増税は苦しい国民生活にさらなる負担をかぶせ、景気も財政も社会保障も壊す最悪の道だと批判しました。
山下氏は、政府の調査でも「生活が苦しい」との訴えが増加し、消費税増税反対の世論が日を追うごとに増えていることを示し、これでどうして景気が良くなるのかと追及。野田佳彦首相が「社会保障の不安をなくせば、消費が喚起され、経済活性化につながる」と増税を正当化したのに対し、「国民の常識からあまりにもかけ離れている」と批判しました。
山下氏は「社会保障の負担増・給付減が連続して押し付けられる」と指摘。年金削減などで高齢者世帯は年約18万円、子育て世帯も年約30万円の負担増になることを示して「これでは不安が膨らみ、ますますお金を使えなくなる」と主張しました。
岡田克也副総理は「(負担増をしなければ)先の世代にツケ回しすることになる」などと答弁。山下氏は「全世代に負担増と給付減を押し付けて、なぜ社会保障の不安がなくなるのか。これで消費が喚起され、景気が回復するわけがない」と述べ、消費税増税を撤回するよう重ねて求めました。