2012年3月22日(木)
面積基準緩和やめよ
認可保育所で大山議員
都議会委
日本共産党の大山とも子東京都議は19日の都議会厚生委員会で、「待機児解消」を口実に0〜1歳児の認可保育所の居室面積基準の切り下げを盛り込んだ条例案を撤回し、待機児解消は認可保育園の増設で行うよう主張しました。
大山氏は0歳児の面積基準を1人当たり現行の3・3平方メートルから2・5平方メートルに切り下げると、18畳の部屋に子ども12人と保育士4人の16人を詰め込むことになり、落ち着いて遊ぶ環境でなく、安全さえ保障できなくなると指摘。都内認可保育園8割以上が0歳児の1人当たり面積が5平方メートル以上あるのが実態で「最低基準を向上させるどころか、最低基準をさらに低下させる」ことになると批判し、面積基準の緩和はやめるべきだと述べました。
都福祉保健局の梶原洋総務部長は「7000人、8000人の待機児がいる中で、弾力的な運用は待機児解消の一つになる」などと答弁。
大山氏は「待機児を解消するというなら、詰め込みではなく、認可保育園をもっと増設することだ」と求めました。