2012年3月21日(水)
橋下大阪市長の「君が代」強制
テレビ番組 視聴者から意見・疑問集中
橋下徹大阪市長は20日、読売テレビ「かんさい情報ネットten!」に出演し、発言しました。
視聴者からの意見・疑問が集中したのが、橋下氏らが条例までつくって教職員の「君が代」起立斉唱を強制してきた問題です。
「起立斉唱をさせて」との声も紹介されましたが、「強制は残念」「国旗・国歌が国会で定められたさい義務や強制ではないと明確にされたはずだ」との批判が寄せられました。
橋下氏は「『君が代』を歌いなさいというルールが決められた以上、起立して歌うのは当たり前だ」などと発言。コメンテーターの若一光司さん(作家)は「教員がルールを守るのは当然だが、『君が代』問題は一般の服務規定とは違う。戦争や、戦前の権力と一体化していた歴史的経緯があり、長年憲法議論が続いている」と強制を批判しました。
橋下氏は「公務員は特権階級ではない。嫌だったら辞めればいい」と発言。視聴者からは「先生方は先生だからこそ『君が代』を歌いたくないのですよね。橋下さんも歌詞の意味はご存じのはず。本当の改革者なら、世界平和を願う国歌に変えるためにパワーを使ってください」とのメールが寄せられました。