2012年2月28日(火)
「思想調査」
中止へ運動さらに
全国革新懇が代表世話人会
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全国革新懇は27日、東京都内で代表世話人会を開き、政治情勢や各地の革新懇運動などについて意見を交わしました。日本共産党の志位和夫委員長が参加しました。
政治情勢では、橋下徹大阪市長の「思想調査」や「教育基本条例」など2条例制定の動きについて議論。市民に内容を知らせ問題点を共有することでさらに運動を広げ、調査の中止と謝罪、条例制定の阻止をめざしていく重要性が強調されました。その上で橋下氏による「維新八策」や大阪都構想への批判の運動を強めていくことが語られました。
また、二大政党の基盤崩壊のもと、原発からの撤退、環太平洋連携協定(TPP)反対、消費税増税阻止、米軍基地撤去などの「一点共闘」が広がるなかで、地域革新懇の学習会や集会にJA=農協や医師会の幹部が参加するなど革新懇運動が大きな役割を果たしている状況が報告されました。共闘の運動のなかで、国民の生活向上・平和・民主主義擁護の「革新3目標」を位置付けて進めていくことの大切さが指摘されました。
京都市長選、沖縄県宜野湾市長選の選挙結果についても意見が交わされました。
各地の取り組みでは2月に入ってから佐賀県や千葉県で地域革新懇が結成され、東京都で青年革新懇の結成総会が予定されていることが報告されました。また、山梨県では、TPP反対でつながった県のJA会長や医師会長が「原発ゼロをめざす共同アピール」の呼びかけ人に名を連ねたことが紹介されました。各地で住民要求を基にした多彩な取り組みが活発に行われていることも報告されました。