2012年2月5日(日)
防衛局介入 「選挙運動そのもの」
TBS系で笠井氏 局長の喚問主張
日本共産党の笠井亮政策委員長代理は4日、TBS番組「みのもんたのサタデーずばッと」に出演し、沖縄防衛局の宜野湾市長選挙介入問題について「国家機関による選挙運動そのものだ。真部朗局長を証人喚問する必要がある」と主張しました。
笠井氏は、真部局長が同市在住の職員と家族・いとこ・親せきがいる職員のリストをつくらせ、その職員を集めて「講話」で投票をよびかけていたことに言及。「講話は服務を指導する教育。そこで予定候補者2人の違いを言って、局の立場も言って、投票に行きなさいと言うわけですから選挙運動そのもの」と強調しました。
みの氏は「日米合意のとおり(辺野古「移設」を)やりたい立場の人がこういう行動に出ていいのか」と述べました。
渡辺周防衛副大臣は「真部局長は『結果として誤解を招いたことについて反省している』と言っている」と発言。これに対し笠井氏は「『誤解をまねく』ではなく、国家機関による選挙運動そのものとはっきりさせなければならない」と強調。講話の記録がないとしていることについて「保存しなければならないはずだ。全部出し、きちっと解明しなければならない」と求めました。
政治ジャーナリストの岩見隆夫氏は「特定候補に肩入れする意図でやられたとみんな思っている」と指摘。「自民党政権時代にもやられていたという話もある」「個人の意思と言っているが、防衛省の体質じゃないか」と述べました。
笠井氏は「基地がいらないという沖縄県民の思いと違うことをやろうとするからこういうことがおこる」と、沖縄に新基地を押し付けようとする政府を批判。みの氏は「それは言えます」と応じ、「私は沖縄の基地、早く無くなれば良いと思います」と発言しました。