2012年1月23日(月)
民有地に陸自降下訓練
北海道芽室町 十勝連絡会が抗議
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陸上自衛隊第1空挺団(千葉県習志野市)は21日、北海道芽室(めむろ)町の民有地で「北方積雪地訓練」としてパラシュート降下訓練を実施しました。
午前9時前、大型ヘリ「CH―47」が飛来し、3人ずつ54人が降下して午前の訓練を終了しました。
午後も54人が降下。しかし、そのうちの3人が着地予定地点を外れて、近くの雑木林などに降下しました。
厳寒の中、有事法制反対十勝連絡会(高橋康子議長)をはじめ市民が「白銀の大地を戦場にするな!」と書いた横断幕などを掲げ、雪原の小麦畑で抗議と監視行動を展開しました。
同町内での訓練は、4年連続4回目。5年前に鹿追(しかおい)町の育成牧場で始まった十勝管内での降下訓練は、鹿追町内と芽室町内で続いています。
抗議行動の参加者は「広い然別(しかりべつ)演習場(鹿追町)があるのに、なぜ育成牧場や民有地で降下訓練をするのか。許せない」と怒りの声を上げました。
30日には、鹿追町の育成牧場でも輸送機による降下訓練が予定されています。同連絡会は引き続き、抗議・監視行動を計画しています。
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