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2012年1月19日(木)

南スーダンPKO派遣

ロシアが完全撤退検討

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 ロシアのガティエフ外務次官は17日、RIAノーボスチ通信に対し、同国が国連平和維持活動(PKO)の国連南スーダン派遣団(UNMISS)に派遣しているヘリコプター部隊の完全撤退を、検討していることを明らかにしました。要員の安全に関する懸念を理由にしています。

 UNMISSには日本の自衛隊も参加し、先遣部隊が15日に首都ジュバに到着したばかり。今後、数百人の施設部隊を順次、派遣していく予定ですが、ロシア部隊の撤退検討で、改めて現地の危険さが浮き彫りになっています。

 ガティエフ外務次官の発言は、南スーダンで部族間対立が激化、6万人の避難民が出ていることを受けたもの。ロシアはUNMISSにヘリ8機、要員120人からなる部隊を派遣していますが、昨年11月、ヘリ部隊が南スーダン治安部隊の攻撃を受けた後、このうち4機の撤退を決定していました。

 同外務次官は、国連や南スーダン政府に対しロシア人要員の安全確保を繰り返し要求していましたが、「最近のこの地域の安全に不満を持っている」「ロシア部隊は撤退することになりそうだ」と言明しました。


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