2011年12月29日(木)
消費税13年8% 15年10%
民主党総会 結論は持ち越し
民主党は28日、税制調査会、社会保障と税の一体改革調査会の合同総会を開き、2013年10月に消費税率を8%に、15年4月に10%に、2段階で引き上げる増税案を示しました。同日中の取りまとめを目指しましたが、実施時期を明記するかなどをめぐって議論が紛糾、結論は29日以降に持ち越されました。
総会では「増税はやらなければならない」との合意がほぼ得られている一方で、「増税の前にやるべきことがある」として議員定数削減や行政改革を求める意見が噴出。増税“慎重派”議員からは「(増税実施)時期をなぜ書き込むのか。(税率が)上がることは観念している」などの意見が出されるなどして、紛糾しました。
ただ、総会の場では「率と時期については原案でいい」とする意見が過半数を占めており、取りまとめにあたって「増税には反対しないが、いま決める必要はない」とした両論を併記するよう求める声も上がりました。