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2011年12月15日(木)

「慰安婦」被害告発に連帯

外務省包囲1300人

東京

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 日本軍による「慰安婦」被害女性と市民が、ソウルの日本大使館前で行ってきた水曜デモが14日で1000回を迎えました。同日正午、外務省(東京都千代田区)前で、韓国水曜デモに連帯する行動が行われました。日本政府の早急な「慰安婦」問題解決を求めて、戦時性暴力問題連絡協議会、日本軍「慰安婦」問題解決全国行動2010が主催しました。


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(写真)日本軍の「慰安婦」問題の解決を求め、外務省前を「人間の鎖」で取り囲む人たち=14日、東京都千代田区

 行動では、主催者が外務省を囲む1300人の「人間の鎖」ができたことを報告すると、参加者がつないだ手を高くかかげ、大きな歓声をあげました。

 梁澄子(ヤン・チンジャ)全国行動共同代表が主催者あいさつ。「慰安婦」であったことを名乗り出た234人の韓国人女性が、現在63人になっていると話しました。「『水曜デモを今日で終わりに』と行動してきたが、残念ながら日本政府は解決策を示さなかった。今日、新たな行動の始まりを宣言する。みなさんたたかっていきましょう」と訴えました。

 「慰安婦」被害者の一人で東京在住の宋神道(ソン・シンド)さん(89)は、16歳で日本軍に連行されました。「一日でも早く解決してほしい。死んでも死にきれない」と訴え「戦争は二度と起こしてはいけない」と、繰り返しました。

 神奈川県から参加した女性(28)は「1000回もデモが続いている。ハルモニ(おばあさん)たちの思いに応えてほしい」と、話しました。

 行動では、「日本政府に対し真相の究明とともに、公式謝罪と賠償を早急に求める」などの内容の声明を発表しました。

 同日午後、衆議院第2議員会館内で院内集会が開かれ、300人が参加しました。

 主催者が、ソウルの1000回目の水曜デモで「慰安婦」問題の象徴で平和の願いを込めた「平和の碑」が設置されたことを紹介。

 札幌、名古屋、広島、福岡、台湾やフィリピン、アメリカなど世界30カ所以上での連帯行動を報告しました。

 日本共産党の高橋ちづ子衆院議員、紙智子参院議員をはじめ、民主、社民など各党議員があいさつしました。


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