2011年12月6日(火)
お金心配せず学びたい
大学教職員・学生ら 国会議員に要請
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大学と高等専門学校の教職員・関係者が5日、国会内で共同集会と国会議員への要請行動を行いました。国・公・私立、常勤と非常勤の枠を超え高等教育の教育、研究、医療の充実を求めました。大学教職員、学生、首都圏の非常勤講師など10団体、約50人が参加しました。
行動では、▽来年度予算の編成にあたり、大学の基盤的経費の増額、給付型奨学金の創設と無利子奨学金の拡大などを求めた予算の満額実現▽東日本大震災で被災した在学生、大学進学希望者の修学・就学の機会を確保するため、大学・短期大学・高等専門学校で国公私立の区別のない学費免除の実施、大学の耐震化をすすめる―など支援の充実を求めました。
集会では、全国大学高専教職員組合の長山泰秀書記長が「概算要求の満額実現と合わせて、『高等教育の充実』の声を国会議員のもとへしっかり届けたい」と、話しました。
全日本学生自治会総連合の藤浦修司中央執行委員長(22)が「返済が怖くて借りられないという有利子の貸与型奨学金では限界」と、給付型の奨学金への転換を訴えました。
日本共産党の井上哲士参院議員は、不況と震災で少なくない学生が大学進学を断念していると述べ、高等教育の支援の拡充を目指すと、あいさつしました。
議員要請には日本共産党から宮本岳志衆院議員が応対しました。