2011年12月2日(金)
保育所増設を
子ども・子育て新システム反対
署名160万人
よりよい保育を!実行委員会 国会内集会
「よりよい保育を!実行委員会」は1日、衆院第2議員会館で院内集会を開き、「子ども・子育て新システム」の導入に反対し、公的保育の拡充を求める請願署名約160万人分を国会に提出しました。
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国と地方自治体の責任を投げ捨てて、保育を市場化する「子ども・子育て新システム」。請願項目は、▽認可保育所増設のために緊急の予算措置をおこない、待機児童を解消すること▽保育所・幼稚園・学童保育などに関わる予算の大幅な増額―などです。
野田政権は年内に成案をまとめ、来年の通常国会に法案を提出しようとしています。全国から約120人が集まった保育関係者らから、「保育に企業を参入させる新システムは許さない」「子どもの安全が保障されない保育制度は反対」などの発言が相次ぎました。
「赤ちゃんの急死を考える会」の女性(36)は昨年9月、神奈川県横須賀市の委託事業で紹介された保育ママの家に4カ月の息子をあずけ、保育事故で亡くしました。「子どもが死なない保育制度をつくってほしい」と涙を流しながら訴えました。
日本共産党の高橋ちづ子衆院議員が国会情勢を報告。「公的保育の拡充のためにみなさんとともに頑張ります」と語りました。
同実行委員会は全国福祉保育労働組合、日本自治体労働組合総連合、新日本婦人の会、全国保育団体連絡会など15団体で構成しています。この日は、各党の議員にも要請しました。