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2011年11月24日(木)

「ニコニコ動画」 穀田氏が出演

政策提言仕分け

原発・TPP 重大問題外す

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(写真)穀田恵二国対委員長

 日本共産党の穀田恵二国対委員長は22日、インターネットの動画サイト「ニコニコ動画」の生放送番組「ニュースバックヤード」に出演し、「提言型政策仕分け」をテーマに語りました。司会は政治ジャーナリストの角谷浩一氏。

 「提言型政策仕分け」について穀田氏は、二つの問題があることを指摘しました。一つは、原発や環太平洋連携協定(TPP)など重大な課題を議題から外している問題です。原子力・エネルギー政策についての議論では、原発をどうするか、将来のエネルギー政策の根本をどうするかという本質的な問題が議論されていないと主張しました。

 もう一つは、仕分けした内容がどう政治に反映されているか分からないという問題です。

 また穀田氏はTPPについて、アメリカが日本に雇用の分野でも規制緩和を求めていることをあげ、実際に民・自・公3党が合意した労働者派遣法の骨抜き(製造業への派遣禁止規定の削除)は、それらとも深くかかわっていると批判しました。

 視聴者から「デモは効果がないのか」という質問がよせられ、穀田氏は、TPPでは1200万近くの反対署名が集まり、政府への大きな圧力となっていると強調。「継続し、署名やその他と結合してボディーブローのようにきいてくる」とのべ、インターネットで呼びかけて新しいデモが無数に出てきている原発反対運動の特徴にふれながら、草の根からのデモは必ず実ると答えました。

 穀田氏が視聴者へのアンケートで、仕分けでも対象になっている原子力エネルギーについて「5年から10年かけて原発から撤退すべき」だという政策転換の賛否を問うと、賛成は60・7%、反対は24・4%でした。

 番組への評価は、「とても良かった」67・1%、「まあ良かった」27・7%と、合計94・8%にのぼりました。


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