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2011年11月19日(土)

与那国に自衛隊来るな

高齢者も 中学生も

「説明会」 住民訴え

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(写真)壇上に防衛省(正面左側)と町当局(同右側)が並んだ自衛隊配備の説明会=17日、沖縄県与那国町

 沖縄県与那国島への自衛隊配備を狙う防衛省と町が17日、「住民説明会」を与那国町で開きました。

 冒頭、配備に反対する住民らが「賛成を上回る反対署名を提出している」「町長は説明していない。説明会は既成事実づくりだ」などと訴えました。外間守吉町長が「署名は議会で否決された」「反対の町民はいない」などと答えたため、多くの町民が退席して会場外で配備反対を訴えました。

 質疑では、戦争体験者の女性(88)が「備えがあるところに弾丸は飛んでくる」と反対を表明。「島を出ても、自衛隊がいたら帰ってきたくないという人が多い」と訴える男子中学生もいました。

 説明会に参加して反対を訴えた女性(55)は「住民の声を聞こうともしない町のやり方では、この島は大変なことになる」と語りました。

 防衛省は来年度概算要求で配備関連予算15億円を計上。説明会で沿岸監視部隊と移動警戒隊(移動式警戒管制レーダー装備)の配備にともなう用地取得や造成などの計画概要を明らかにしました。候補地としていずれも町有地の同島南西部・南牧場とインビ岳西側をあげ、来年度中の用地取得と造成工事着工、2015年度までの配備完了を進めようとしています。


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