2011年10月5日(水)「しんぶん赤旗」
増税いらない 仕事よこせ
業者婦人1700人が集会・デモ
業者婦人の全国決起集会が4日、東京都内で開かれました。会場となった日比谷公会堂には「増税いらない 仕事をよこせ 日本を変える」のスローガンが掲げられ、1700人が参加しました。
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民商婦人部と全商連婦人部協議会(全婦協)が主催。主催者あいさつした全婦協の大石邦子会長は、家族従業員の働き分を経費として認めない所得税法第56条の廃止を求める意見書を可決した自治体が337に広がっていることを紹介しました。
全国の取り組みを交流。岩手の民商婦人部の代表が、すべてを津波で流された工務店が全国からの支援で営業を再開できたことを話すと、目頭を押さえる参加者もいました。福島の代表は、二本松市で300頭の肉牛を肥育する農家が寄せた訴えを代読。「出荷停止で大きな被害に見舞われました。このような事故が二度と起きないように原子力行政を再考してほしい」と読み上げると会場から大きな拍手が起きました。
日本共産党の吉井英勝衆院議員が国会情勢を報告しました。
参加者は集会後、国会までデモ行進しました。広島県三次市から参加した女性(56)は、「集会でもらった力を地元に持ち帰り、増税反対や56条廃止の運動を強めたい」と語りました。