2011年9月11日(日)「しんぶん赤旗」
「いのちまもる地域キャラバン行動」
“医師・看護師ふやせ”
医労連
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日本医療労働組合連合会(日本医労連)は10日、医療・介護・福祉職員の大幅増員と夜勤改善を求める「いのちまもる地域キャラバン行動」を開始しました。東京都千代田区の街頭で看護師らが、「安心・安全の医療を実現したい」と訴え、約300人が署名に応じました。
この行動は、過酷な実態の改善をめざして昨年とりくんだ「いのちまもる全国縦断キャラバン行動」につづくもの。看護師らは「長時間労働、夜勤の規制を」などと書かれたのぼりを手に白衣姿で道行く人たちに協力をよびかけました。
大学病院で働く看護師の女性は、「緊急の患者さんを抱える緊張のなかで17時間の連続勤務をしています。約50のベッド数に3人の看護師で治療にあたっています。ナースコールが鳴っても、苦しむ患者さんに十分な対応ができません」と訴えました。
中野千香子副委員長は、「医師や看護師を増やして安全で安心な医療と介護を提供したい」と語りました。東京医療関連協の白幡悦子議長は、多くの看護師が長時間夜勤などで健康被害を抱えていることをあげ署名協力を呼びかけました。
「同僚の看護師も過酷な長時間夜勤をさせられています」と茨城県で介護士をしている女性(51)が署名しました。「医療現場の改善のために頑張ってほしい」と語りました。
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