2011年8月22日(月)「しんぶん赤旗」
「親も子もヘトヘト」
愛知の休日保育 高橋議員らに園長
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節電を名目にした土曜・日曜出勤に対応するための夏季限定の休日保育について、日本共産党の高橋ちづ子衆院議員は21日、愛知県豊田市と名古屋市の保育園を視察し、市の担当者や園長から現状や要望を聞き取りました。八田ひろ子元参院議員、本村伸子県常任委員、名古屋・豊田・刈谷の各市議らが参加しました。
豊田市では、休日保育を従来の5園から24園に拡大して対応し、利用料は取らない方針です。市立園の園長は「保育士のシフト、子どもの特徴や状況の伝達だけで手間が取られます。親も子も疲れてきたという印象です」と語ります。市子ども部の藤村信治部長は「3カ月という期間限定で頑張っていただいています。10月以降は電力需給に手を打っていただき、今年限りとしてほしい」と要望しました。
名古屋市立東保育園の塚本豊子園長は「休日保育の要望は前からあり、地域の方に喜んでいただいています。今後も、よりよい休日保育になるよう相談しながらやっていきたい」といいます。市子ども青少年局の小沢良行課長は「待機児が増えているなか、待機児ゼロへ公立保育所の新設や改築にも、国の補助をいただきたい」とのべました。
高橋議員は「節電を口実に休日出勤させるトヨタの身勝手で、いろいろな矛盾が出ています。公的保育の拡充と働き方の改善を強く求めていきたい」と語りました。
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