2011年6月14日(火)「しんぶん赤旗」
介護保険法改定案
十分審議し、抜本改善を
各党厚労委員に 民医連が要請
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全日本民主医療機関連合会(民医連)は13日、参院厚生労働委員会で14日にも採決が行われようとしている介護保険法改定案について、十分な審議と制度の抜本的な改善などを求め、各党の厚生労働委員に要請を行いました。
法案には、市町村の判断で「要支援者」を安上がりで、内容や水準も市町村任せのサービスに移す仕組みが盛り込まれています。参加者は、衆院の審議は約10時間しかされず、問題点が利用者に知らされないままになっている、と訴えました。
田村議員に署名手渡す
要請後の報告集会では、民医連が取り組んでいる「介護保険の抜本的改善を求める署名」約13万8千人分が集まり、一部が日本共産党の田村智子参院議員に手渡されました。
田村議員は「会期末を理由に、十分な審議もしないなど認められない。現場でのたたかいが重要になります。ひき続きみなさんと頑張っていきたい」とあいさつしました。
民医連の林泰則事務局次長は、「法案が通れば、現場でさまざまな問題点が出てくる。大きな運動をつくりあげていこう」と訴えました。