2011年4月23日(土)「しんぶん赤旗」

中小支援 思いきって

衆院厚労委 高橋議員が要求


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(写真)質問する高橋ちづ子議員=22日、衆院厚生労働委

 日本共産党の高橋ちづ子議員は22日の衆院厚生労働委員会で、中小企業・業者の被災について融資だけでない思い切った支援を求めました。

 中小企業庁の豊永厚志次長は、中小企業への影響は被災地だけでなく全国的に及び、早期支援が経済の復興に資するという観点から全力をあげて取り組む姿勢を示しました。

 高橋氏は、自ら被災しながらも住民のために営業したり、1人も解雇せずに事業再開を目指す中小業者の状況を示し、被災した商店街復旧のため500万円を補助する事業を拡充するよう要求。同事業は2010年度予算で96カ所使われていますが、豊永次長は「補正のなかで拡充を期待したい」と述べました。

 高橋氏は、気仙沼市や石巻市の水産加工業者が塩釜市で「空き工場を取得して操業したい」と要望していることをあげ、空き工場の改修や取得に補助を行うよう求めました。

 震災で経営に影響が生じた事業所の社会保険料の免除について岡本充功厚労政務官は「法的な特例措置を行う方向で検討している」と表明しました。

 高橋氏は、個人事業主に対しても、国保で休業手当を支払うよう要求。また、資格をもちながら職場をなくした人がいる一方で労働者を失った事業主もいることを指摘。震災の雇用対策によって安定した雇用に結びつけるよう主張しました。

 小宮山洋子厚労副大臣は「マッチングのためには人手も必要。応援体制をとり対応したい」と答えました。





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