2011年3月11日(金)「しんぶん赤旗」
東京大空襲「語り継ぐ」
66年 犠牲者悼み集会
小池氏あいさつ
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10万人を超える人々が亡くなった東京大空襲から66年の10日、東京都台東区内で被爆66周年東京大空襲犠牲者追悼集会が開かれました。東京大空襲犠牲者平和遺族会と東京大空襲資料展実行委員会の共催。180人の被害者や遺族が参列。猛火にあおられて多数の住民が命をおとした言問橋(ことといばし)たもとの東京大空襲犠牲者追悼碑に献花しました。
川杉元延資料展実行委員長が主催者あいさつし、「二度と戦争を起こさないとのメッセージを広く届けていきたい」と話しました。
小池あきら都知事予定候補(革新都政をつくる会)があいさつしました。着工寸前で1999年に建設が凍結された都の平和祈念館について、「政策に平和祈念館建設を掲げる。必ず実現したい。それが私たち、戦後生まれの政治家の責任だ。みなさんお体を大切にして、空襲体験を語り継いでいただきたい」とのべました。
国立モスクワ・スリコフ芸術大学名誉教授で画家の村岡信明氏(79)は、「体験が風化しつつある。奇跡的に空襲を生き残った者として、多くの人の“死に様”を描き、語り継いでゆかねばならない」と訴えました。
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