2010年12月16日(木)「しんぶん赤旗」
老後安心の社会に
老地連都老協 厚労省前で座り込み
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「孤独死・高齢行方不明者・介護難民をなくし 老後を安心して暮らせる社会を実現しよう」―。全国老後保障地域団体連絡会(老地連)と東京都老後保障推進協会(都老協)は15日、2011年度予算編成に際して後期高齢者医療制度をただちに廃止するなど16項目の要求書を厚生労働省に提出し、同省前で座り込みをしました。17日まで48時間座り込みます。
高松市からはるばるきた91歳の女性は要求書を提出し、怒りの発言をしました。「介護保険利用料・保険料を減免してください。国民年金2カ月で6万9000円。国保と介護保険料を引いて残りは1カ月3万円弱です」
寒風が強く吹き付ける官庁街で座り込みました。身を縮めて歩く人に、かじかむ手でビラを配ります。座り込む日本高齢者運動連絡会の山田栄作事務局長は「日本の高齢者いじめはひどいと思います。一人ひとりを大事にする政治に変えたい」と、語りました。
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