2010年9月23日(木)「しんぶん赤旗」

交付金削減は死活問題

静岡大学長と井上議員懇談


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(写真)静岡大学の伊東学長(左側)と懇談する、共産党の(右側手前から)井上参院議員、山村県委員長ら=22日、静岡市駿河区・静岡大学

 日本共産党の井上哲士参院議員、静岡県委員会の山村糸子県委員長らは22日、静岡市の静岡大学を訪れ、伊東幸宏学長、山ア裕史理事と懇談しました。

 井上議員は、国立大学法人化から6年、交付金を削減されてきた国立大学の現状について、これまでも全国の大学と懇談している党の活動を紹介し、静岡大学からも率直な意見を聞かせていただきたいとあいさつしました。

 伊東学長は、交付金の削減について「非常に厳しい状態で、まさに死活問題です」と語りました。

 静岡大学では、政府の方針で毎年1%カットされている運営費交付金が、この6年間でおよそ6億円削減されたと説明。同大学では人件費が支出の74%を占めており、このままでは教員、職員を大幅に減らし人件費を削らなければならないと話しました。また最低限、教育費は削るわけにはいかないので、結果として研究費に予算がまわらなくなり、短期的にお金になる研究だけにかたよってしまう懸念があることを訴えました。

 山ア理事は、施設整備の交付金も1割カットされ、老朽化した施設も十分に補修できない状況を説明し、「われわれも現場から声をあげ、アクションを起こしていかなければならないと思っています。そういう中、共産党さんにも今後、支援をたまわれればと思います」と語りました。





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