2010年9月16日(木)「しんぶん赤旗」
命守る看護師増やして
医労連キャラバン 第2コース出発
静岡
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日本医労連の「いのちまもる全国縦断キャラバン」は14日、第2コースのスタート集会を静岡市で開き、看護師の大幅増員や労働条件の改善を求めて、宣伝や自治体要請を行いました。
スタート集会で日本医労連の田中千恵子委員長が、「『もう辞めたい』と思っている職場の仲間が『運動したら変えられる』と思えるキャラバンをして、大きな世論のもとで増員・夜勤改善を実現させましょう」と訴えました。
集会後、白衣などを着たメンバー21人が署名行動にとりくみました。看護師要求の実現をめざす静岡県連絡会(県看護連絡会)の下村昌子代表らが、ハンドマイクで看護師不足など医療の現状を訴えました。多くの市民が署名に応じ、195人分が集まりました。
署名した女性(66)は、「昨年がんで入院した時に、看護師さんがとても忙しいことが分かった。私たちが安心して医療を受けられるように看護師さんを増やしてほしい」と話しました。「学校でみんなに署名をしてもらう」と言って、署名用紙を持っていく看護学生の姿もありました。
県看護連絡会のメンバーは午後、静岡県に対して「看護師の大幅増員や夜勤改善で安全・安心の医療・介護を求める要請書」を提出しました。
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