2010年9月15日(水)「しんぶん赤旗」
看護師など大幅増員を
青森 医労連が全国キャラバン
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看護師などの大幅増員と夜勤改善で安全・安心の医療・介護の実現を求める日本医労連の「いのちまもる全国縦断キャラバン」が14日、北海道から青森県に引き継がれ、県への要請や街頭宣伝・署名行動を展開しました。
県への要請には、日本医労連の山田真巳子副委員長、青森県医労連の山本公行委員長、北海道と東北各県の医労連の代表など16人が参加しました。
健康福祉部医療薬務課の西村直人副参事に会い、▽安全・安心の医療・介護を実現するために看護師などの夜勤改善▽医師・看護師・介護職員などの大幅増▽国民負担を減らし、安全・安心の医療・介護の実現―を国に働きかけることを求める要請書を提出。
山田副委員長をはじめ各県の代表が、16時間以上におよぶ夜勤など過酷な労働の中で、離職者が後を絶たない職場の実態を示し、県としても改善のために努力するよう、要請しました。
西村副参事は、看護職員の需給計画をつくる際には、年休を20日間とったらどうなるかなど、勤務環境も見て、算定していると説明。「要請を課長にも報告し、県としてどんな対応ができるかを考えていく。県医労連とは今後も懇談の場を設けていきたい」と答えました。
複合施設「アウガ」前の街頭宣伝には、20人余が参加。全国縦断キャラバンの横断幕やノボリを立て、山田副委員長らが、ハンドマイクで、署名を呼びかけると市民が足を止め、ペンを走らせていました。
キャラバンはこの後、岩手県に引き継がれます。
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