2010年6月10日(木)「しんぶん赤旗」
子宮頸がん・ヒブワクチン
接種助成を予算化
島根・雲南市
島根県雲南市は子宮頸(けい)がんワクチン・ヒブワクチン接種への助成を6月補正予算に盛り込みました。日本共産党の光谷由紀子市議の質問が実ったものです。
子宮頸がんワクチン接種への助成は県内では邑南町、ヒブワクチン接種への助成は益田市に次ぐものです。
子宮頸がんワクチン接種では300万円を予算化。中学2年女子を対象に3回接種で3万円を助成し、自己負担は1万4000円余。ヒブワクチン接種は135万円を予算化。生後1歳未満を対象に3回接種で9000円を助成し、負担は1万1000円余です。子宮頸がん予防対策でヒトパピローマウイルス検査も3200円助成し、負担は1000円になります。
光谷市議は2009年に続き2010年3月議会では、国内でも4自治体が子宮頸がん接種に全額補助し、産婦人科学会が公費接種を推奨していると指摘し、罹患(りかん)した個人の苦痛や医療費を考えれば接種で予防できることは素晴らしいと助成を要求。細菌性髄膜炎は子どもにとって非常に怖い病気で死亡率5%、後遺症20%ともいわれ、若い夫婦の負担が大きいとヒブワクチン接種への補助を求めました。
速水雄一市長は「可能なら6月補正で検討したい」と答えていました。
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