2010年6月4日(金)「しんぶん赤旗」

命切り捨て制度やめよ

医療団体連絡会議 国会で集会


 社会保障費の増額、患者負担の軽減、後期高齢者医療制度の速やかな廃止を求めて3日、国会内集会が開かれ、120人が参加しました。保険医や医療関係労働者、患者らでつくる医療団体連絡会議の主催。

 全日本民主医療機関連合会の湯浅健夫事務局次長が、国民健康保険などの死亡事例調査結果(2009年)を報告。貧困の広がりのなか、高過ぎる保険料と重い窓口負担で受診をためらい命を落とした事例が多数みられたことをのべ、保険料切り下げや窓口一部負担金の軽減など、命を守る緊急行動をよびかけました。

 「福岡市の天神の繁華街で保険料負担軽減と後期高齢者医療制度廃止署名をし、1時間で400人から署名が寄せられた」(福岡県歯科保険医協会)、「国民の命と健康を大切にする医療、医療・介護労働者の要求実現のため、さらに共同して運動をすすめる」(日本医労連)などの発言が続きました。

 全国保険医団体連合会(保団連)の住江憲勇会長があいさつし、問題提起しました。

 日本共産党の高橋ちづ子衆院議員が激励あいさつしました。

 同日、保団連は後期高齢者医療制度の速やかな廃止や患者負担軽減などを求め、議員要請しました。





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