2010年6月1日(火)「しんぶん赤旗」
赤松農水相不信任決議案
赤嶺議員が賛成討論
与党が否決
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宮崎県で広がっている家畜伝染病・口蹄(こうてい)疫に対する初動が遅れたことについて、自民、公明などが提出した赤松広隆農林水産相の不信任決議案が31日の衆院本会議で採決され、民主、国民新、社民の反対多数で否決されました。日本共産党は賛成し、赤嶺政賢議員が討論を行いました。
赤嶺氏は「赤松農林水産相の最終的責任者としての責任は重大だ」と強調。4月20日に1頭目の感染が発覚したのに同月29日から外遊に出発し感染防止に全力を尽くさず、しかもその責任を問われ「一切責任はない」と開き直ったこと、日本共産党が同月28日に農林水産省に殺処分した家畜の埋却地確保に国が責任を持つよう求めたのに、主導的措置を取らなかったことなど、不信任決議案への賛成理由を説明しました。
その上で、いま国がすべきこととして、埋却地を確保し、人的資源と機材も投入して感染防止に全力を尽くすこと、被害農家が経営再建するまでの営農・生活資金の直接支援に踏み出すことを求めました。