2010年5月27日(木)「しんぶん赤旗」
哨戒艦沈没
外交・政治的解決を
笠井氏主張 外相「その通り」
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日本共産党の笠井亮議員は26日、衆院外務委員会で、韓国海軍哨戒艦沈没事件に関して、「軍事的緊張の拡大・悪循環につなげることなく、外交的、政治的方法で解決することが肝心だ」と主張し、政府の認識をただしました。岡田克也外相は、「その通りだと思う」と答えました。
笠井氏は、韓国軍民合同調査団が20日に「北朝鮮製魚雷による外部水中爆発の結果、沈没した」とする報告書を発表したことについて、日本共産党の志位和夫委員長が談話を発表(21日)し、「他国の軍艦を魚雷で攻撃するといった行為は決して許されない無法で乱暴な軍事行為であり、厳しく非難する」と表明したことを紹介。その上で、北東アジアの平和にかかわるこの問題について、南北両国はじめ関係各国が、外交的・政治的方法で解決することが大事だと主張しました。
岡田外相は、「軍事的な緊張、軍事的な衝突ということに対し、韓国政府も極めて慎重に対応している。制裁の議論が出てくるが、あくまでも話し合いのなかで行われるべきだ」と指摘。さらに、日本共産党が、「北朝鮮が関与を否定するなら、韓国側の証拠提示にたいして事実と証拠をあげて反証すべき」と主張していることについて、「そのことを評価したいと思う」と述べました。
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