2010年5月5日(水)「しんぶん赤旗」
男性非正社員
半数「1年間に失業の不安」
連合総研調査
男性非正社員の半数近くが「今後1年間に失業の不安がある」と感じていることが、連合総合生活開発研究所(連合総研)の調査「勤労者短観」でわかりました。
調査は連合総研が4月28日に発表したもの。民間企業で働く900人を対象に4月2日〜11日に行い、12日までに573人から回答がありました。
それによると、今後1年間に失業する不安について聞いたところ、全体の23・9%の人が「感じる」と回答。とくに男性の非正社員では45・7%を占め、女性の非正社員(25・6%)や男性の正社員(22・7%)の約2倍に達しました。
過去1年間の世帯収支について全体の38・7%が「赤字」と答えました。世帯年収400万円未満と男性の非正社員の世帯では、「赤字」が6割を超えました。
具体的な「生活苦の経験」を聞いたところ、男性の非正社員では「税金や社会保険料を支払えなかった」31・4%、「食事の回数を減らした」20・0%、「医者にかかれなかった」17・1%など厳しい実態が浮き彫りになりました。