2010年4月18日(日)「しんぶん赤旗」
子の貧困 分析・対策を
紙議員に 担当相「最重要課題」
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日本共産党の紙智子議員は14日の参院少子高齢化・共生社会調査会で、子どもの貧困について質問しました。
厚生労働省の「国民生活基礎調査」では18歳未満の子どもがいる世帯の平均年収は、1996年の782万円が2007年には691万円へと90万円近く減り、平均年収300万円未満の世帯の比率は8・8%から14%に増えています。
紙氏は、親の貧困と格差が子どもの貧困と格差につながっていると指摘。
政府の「子ども・子育てビジョン」(1月発表)には子どもの貧困問題の分析と対策がないとし、大臣の認識を問いました。
福島瑞穂少子化担当相は、子どもの貧困は今の日本社会の最重要課題の一つだと述べるとともに、現在作成中の子ども・若者ビジョンや男女共同参画基本計画の中で、その対策や労働法制の規制強化等にしっかり取り組んでいくと答えました。
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