2010年4月14日(水)「しんぶん赤旗」

“後期医療廃止早く”

高橋議員に参考人が答弁

衆院委


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(写真)参考人に質問する高橋ちづ子議員=13日、衆院厚生労働委

 日本共産党の高橋ちづ子議員は13日、衆院厚生労働委員会で国民健康保険法等の改定案に関する参考人質疑で質問に立ちました。

 同改定案は、後期高齢者医療制度の廃止の先送りを前提としています。同制度は後期高齢者の医療費の上昇や人口増が保険料に跳ね返る仕組みを温存しています。

 中央社会保障推進協議会の相野谷安孝事務局長は陳述で改定案を「『構造改革』『医療費抑制』の総仕上げである後期高齢者医療制度や『医療費適正化計画』を肯定、継続し、この改革で生じた保険財政の赤字を国民、加入者への痛みわけでつくろうものだ」と批判しました。

 高橋氏は後期高齢者医療制度について「高齢者が増えると保険料の増大につながる、これが制度の欠陥ではないのか」と質問。相野谷氏は「その通りだ。廃止の日を延ばすほど後期高齢者医療制度の問題が拡大する。一日も早く廃止してもらいたい」と述べました。

 高橋氏はまた、「国保は、憲法25条に基づく社会保障であると思うがどう考えるか」と質問し、芝田英昭立教大学教授は「社会保険は生存権に基づき、お金の有無にかかわらず、当然受ける権利がある。国保でいまだに各市町村のパンフレットが相互扶助をうたい、保険料を払えない人を差別する制度を維持していることは大変問題だ」と述べました。





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