2010年4月13日(火)「しんぶん赤旗」

国民と力あわせ政治を前へ

誇れる歴史持つ党

兵庫・たつの 市田書記局長訴え


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(写真)市田忠義書記局長の演説を聞く人たち=11日、兵庫県たつの市

 兵庫県たつの市で11日、日本共産党演説会が開かれ、参院選挙での躍進を訴えた市田忠義書記局長(参院比例予定候補)は、相次ぐ公約破りで国民を裏切り続ける鳩山政権を批判するとともに、「日本共産党と国民が力を合わせれば、政治を前向きに変えることが可能になる」と強調しました。また、「共産党はなぜそうしたことができるのか」―さまざまな角度から解明しました。

 市田氏は、戦前の暗黒政治のもと侵略戦争に唯一反対し、創立以来「国民の苦難軽減」を立党の精神に88年間名前を変えずにきた「誇れる歴史をもつ党だから」と説明。特高警察に拷問され亡くなった作家の小林多喜二が、大資本によるひどい働かせ方を文学で告発するだけでなく、実際にそれをなくすために共産党に入党したことが、最近放送されたNHK歴史番組でも伝えられたことを紹介しました。

 市田氏はさらに、全国の地域・職場で2万2000の支部、約3000人の地方議員が存在し、「文字通り草の根で活動している党」であるからと指摘。「トヨタ、キヤノンやパナソニックなど大企業の違法な派遣切りを告発したのも、労働者と職場支部、地方議員、国会議員の活動があったからだ」と強調しました。

 演説会では、堀内照文・参院選兵庫選挙区予定候補が、「インターネットで共産党の政策を知り、自分の中で『大革命』を起こし、残りの人生、共産党にかけてみたいと思う」と民主党支持だった男性から熱烈な支持が寄せられたことを紹介。「働くなら正社員が当たり前の社会実現にむけ全力をあげる」と訴えました。

 参加者の一人、たつの市の主婦(23)は「今日の演説会のため、昨日『蟹工船』のビデオを見ました。人として強く生きることができるよう行動したい」。「共産党の演説会は初めて」という太子町の女性(80)は「自分の周りには自民党、民主党関係者がいるけど信用していない。私たち世代は戦争を経験し苦労を味わった。戦争は絶対に繰り返してはいけない。その点でも共産党の言っていることは一番まともです」と話しました。





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