2010年3月30日(火)「しんぶん赤旗」
機密費の情報公開要求
塩川議員が質問主意書
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日本共産党の塩川鉄也衆院議員は29日までに、鳩山内閣に対する「機密費の情報公開に関する質問主意書」を提出しました。
このなかで塩川氏は、2010年度からの官房機密費(内閣官房報償費)の使途の開示可能な範囲を「1年間かけて検討し、判断したい」という平野博文官房長官答弁(10日、衆院内閣委員会)と、すべての使途のチェックと「適当な年月を経た後」の全面公開を表明した鳩山由紀夫首相答弁(23日、参院予算委員会)との不一致を指摘。内閣として支出先や金額、使途などを記録し、情報公開を行う考えがあるのか明らかにせよと求めています。
また、外交機密費(外務省報償費)の首相官邸への「上納」問題に関連して、岡田克也外相が2月5日の記者会見で、旧政権による使途を調査する意向があるかと問われ、「わかる範囲で調べた。しかし、残された文書のなかでは、それ以上のことはわからなかった」と述べたことに言及。
「交付」(上納)についての一切の記録文書の開示を求めた上脇博之神戸学院大法科大学院教授(政治資金オンブズマン共同代表)に対し、政府が文書の「不存在」を理由に開示を拒否したことを示し、「残された文書」の存在を示す同外相説明との矛盾を追及しています。