2010年2月28日(日)「しんぶん赤旗」

今週の国会

予算案徹底審議が焦点

共産党以外は2日通過合意


 今週は、衆院予算委員会での2010年度予算案審議をめぐる攻防が最大の焦点となります。

 同委理事会は26日、予算案の審議日程について、3月1日に「鳩山内閣の基本政策」についてをテーマに集中審議(NHKが中継)をおこない、2日に締めくくり質疑、討論、採決を行うことを決めました。

 これに先立つ同日、民主、自民、公明の国会対策委員長が会談し、2日に衆院本会議を開き、予算案と国・地方の歳入関連法案を採決することを「誓約」する文書に署名しています。そうなれば、与党の賛成多数で可決、衆院通過するのは確実な情勢です。

 日本共産党の笠井亮議員は、26日の予算委理事会で、2日の締めくくり質疑・採決について、「内政・外交にわたる主要課題についての審議も、予算案そのものの審議も尽くされていない。『政治とカネ』などをめぐる証人喚問や参考人招致も実現していない」と主張し、断固反対の立場を表明しました。党国会議員団は、最後まで徹底審議し、政治を前に動かすために奮闘する構えです。

 1日の集中審議には、日本共産党から穀田恵二議員が質問に立つ予定です。

 来年度予算案が3党の合意通り2日に衆院を通過した場合、審議の場は参院に移ります。3、4両日に予算委員会でNHKが中継する基本的質疑が行われる見込みです。

 なお、衆院では、子ども手当法案、高校無償化法案という、政府・民主党の“目玉”法案がすでに本会議で審議入りしており、今後、委員会での審議が本格化していきます。



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