2010年2月23日(火)「しんぶん赤旗」

参院選勝利につなげたい

地方選健闘 市田書記局長が会見


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(写真)記者会見する市田忠義書記局長(左)、穀田恵二国対委員長=22日、国会内

 日本共産党の市田忠義書記局長は22日、国会内で記者会見し、2月の地方選での党の善戦・健闘を指摘し、今後の地方選と参院選勝利への決意を表明しました。

 市田氏は、21日投票の地方選では、東京・日野市議選で日本共産党の現職5候補が全員当選、得票で前回比104%を獲得(衆院比例票比105%)し、得票率・議席占有率とも史上最高の結果だったと指摘。同日投票の東京・町田市議選でも、民主党が10人の立候補者のうち3人を落選させたり、自民党が議席を後退させる中、日本共産党は5人全員が当選したと紹介しました。

 市田氏はまた、「農村部でも、たたかい方いかんでは、これまでの他党支持者・無党派層の中で日本共産党の支持を大規模に獲得し、政党間の力関係を大きく前向きに変える条件が広がっている」と強調しました。

 その例として、7日投票の千葉県匝瑳(そうさ)市議補選(定数3)で、日本共産党の候補が衆院比例票の5・36倍の4919票を得て当選したことを紹介。

 さらに、14日投票の滋賀県長浜市議増員選では旧湖北町区の定数1を争う保守系候補との一騎打ちで、日本共産党の候補が得票率60・3%を獲得して圧勝したと指摘。同補選では、元町議会議長・副議長、老人クラブ会長などが、公然と党候補を支持し、衆院比例票を5・16倍化し勝利したが、その背景には、分厚い党づくりと、要求で保守・無党派の人と一致点を追求するとりくみの広がりがあったと述べました。

 市田氏は、「2月に入ってからの中間地方選挙はどこも善戦・健闘している。しかし、得票目標にはおよんでいないところが多い。この点を直視し、今後も一つ一つ確実に得票も議席も伸ばしながら、参院選の勝利につなげていきたい」と表明しました。

自民「ボイコット戦術」

市田氏 くみしない

 日本共産党の市田忠義書記局長は22日、国会内で記者会見し、民主党を離党した石川知裕衆院議員の証人喚問を与党が拒否していることなどを理由に、自民党が同日の衆院予算委員会の審議をボイコットしたことについて問われ、「民主党の非民主的な国会運営には大きな問題があるが、だからといって審議拒否ということには、われわれはくみしない」と表明しました。

 市田氏は、日本共産党を含む野党4党の国会対策委員長が同日、土地購入資金疑惑に問われている小沢一郎民主党幹事長や石川議員、偽装献金事件にかかわった鳩山由紀夫首相の元秘書らの証人喚問や参考人招致などの要求で一致したことを指摘。その上で、「要求では一致したが、われわれは、審議を通じて追及するという立場であり、その要求が受け入れられないから審議を拒否するという立場はとらない」と発言しました。



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